Mitsukuri写真倶楽部

Mitsumuri 伊賀の石仏をめぐる冒険

桃香野の千体磨崖仏

奈良県奈良市月ヶ瀬村桃香野
室町時代


月ヶ瀬の桃香野。なんて素敵な地名でしょうか。重要文化財の菊家家住宅の近くの千体磨崖仏です。

 

 

在所に入ると道が狭いので、車を名張川河岸の駐車場に停めて、山腹に拓けた集落を登っていきます。
在所の中に普通にある道なのですがとんでもない急勾配で、息が上がってしまい何度も立ち止まって休憩です。
善法寺を過ぎてそろそろ菊家家住宅が見えてくるかというところでようやく大岩を見つけました。

千体磨崖仏(出典;月ヶ瀬村教育委員会 月ヶ瀬村文化財保存会現地案内板)

この地区には各所の大石に高さ三0センチ大の磨崖仏がたくさん刻まれており、一ケ所百体を数えるところもあって、合計四三0体ほどある。特に、ここの大岩には、美しい小仏像が百体刻まれてあったが、道路拡張の折り、三分の一ほど割り取られている。何故、この地区に、いつ、だれがこのように仏像を刻んだのか、その詳細は、不明であるが、その昔この谷の一番高い、城庵の一角が崩れ落ち、多数の人家が大災害に遭ったと伝えられ、村人たちは今後の安泰とその供養のため、残る大石に仏像を刻み、その無事を祈念したのではないかと思われる。素朴な野趣豊かな小仏は、もの言わねど深い謎を秘めて、その昔を語ってくれる。因みに当地の善法寺境内の「南無阿弥陀仏」碑に、「永禄六年(1563年)供養七十四人…」とあり、山崩れの時期かと判読される。』月ヶ瀬村教育委員会 月ヶ瀬村文化財保存会


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